日本の4月の工場生産は機械受注の低迷で予想外に減少

[1/2] 2017 年 2 月 28 日、川崎市の京浜工業地帯の工場付近を自転車で走行する作業員。ロイター/加藤一成

［東京 ５月３１日 ロイター］ - 水曜日の政府統計によると、世界需要の低迷で生産機械の受注が鈍化し、世界第３位の経済の回復に疑問が生じたため、４月の日本の工場生産高は予想外に減少した。

日本はこれまでのところ、新型コロナウイルス感染症パンデミックからの経済活動再開の遅れと中央銀行が超緩和的な金融政策を維持していることを受けて、サービス部門の活動が回復していることもあり、世界経済情勢の悪化の影響を免れている。

しかし、米国、欧州、中国の成長鈍化の兆しが輸出依存型経済の見通しを曇らせている。

経済産業省当局者は記者団に対し「海外景気の減速懸念が続いており、足元の生産マインドは依然弱気だ」と述べた。

４月の工場生産は季節調整済みで前月比０．４％減少した。 この縮小は、エコノミストの市場予測中央値である１．５％上昇を打ち破った。

半導体製造装置の生産高は２４．６％減少し、フラットパネル製造装置は６６．６％減少した。

経済産業省当局者は、米国の対中輸出規制は半導体製造装置の出荷減少の要因ではないと述べた。

国内外の受注減少でチップ製造装置が減少した一方、スマートフォンや車載機器の需要減がフラットパネル製造装置に影響した。

経済産業省が調査した製造業各社は、供給部品不足の緩和などにより輸送機械や生産機械の生産が増加するため、５月は１．９％増、６月は１．２％増産すると予想している。

それでも経済産業省関係者は、海外の景気低迷により生産計画が下方修正されるリスクがあると述べた。

大和証券のエコノミスト、鈴木宏太氏は「予測指数に基づくと、５月の生産は大幅に減少する可能性が高い」と述べた。 「世界的な財需要の低迷により、生産はしばらく低迷する可能性が高い。」

別のデータによると、４月の日本の小売売上高は前年比５％増加し、予想の７％増を下回った。

データによると、前月と比較して、小売売上高は3月の0.3％増加に続き、4月は1.2％減少した。

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